カルロスはニンニクが大好きな象だった。毎日、ニンニク畑の近くに住むおばあさんからニンニクをもらっていた。
しかし、ある日、おばあさんが亡くなってしまいカルロスは悲しみに暮れたが、ニンニクへの愛は変わらなかった。そこで、彼はニンニク畑に忍び込んで、ニンニクを盗むことにした。
そのことが近所の人たちに知られてしまい、人々はカルロスを捕まえようとしたが、カルロスは強くて賢かったので、なかなか捕まらなかった。
そこで、人々は漆塗りのテトラポットを作って、カルロスの足を引っ掛ける罠を仕掛けた。カルロスは気づかずにテトラポットに足を入れてしまった。すると、テトラポットは漆でべとべとになっていて、足から外れなかった。カルロスはパニックになった。
そこへ、輪ゴムで作ったヘリコプターに乗った少年が現れた。少年の名前はボブだった。
ボブはカルロスのことを知っていて、彼を助けたいと思っていた。ボブはカルロスの足に輪ゴムを巻きつけて、テトラポットを引き剥がした。そして、ボブはカルロスをヘリコプターに乗せて、遠くの山へ連れて行った。
そこにはたくさんのニンニクが自生していた。カルロスはとても幸せだった。