「テルキシズム」という言葉を聞いたことがあるだろうか。それは、まるいプラッチックの中に入ったテルキーという生き物が、メダカや虫を捕食するときに発する特殊な音波である。この音波は、人間の耳には聞こえないが、他のテルキーには伝わる。そして、その音波によって、テルキー同士のコミュニケーションや感情が生まれるのだ。
私は、この不思議な現象を研究する研究家である。
毎日、まるいプラッチックの中に入ったテルキーを観察している。テルキーは、網で捕まえたメダカや虫を食べるときに、テルキシズムを発する。その音波を記録し、分析し、解読しようとしている。しかし、なかなか進まない。テルキーの言葉は、私には理解できないのだ。
ある日、私はふと思った。もしかしたら、テルキーは私にもテルキシズムを発しているのではないか。私は、まるいプラッチックの中に入ってみた。すると、私の耳にも聞こえない音波が、私の体に当たった。それは、テルキーからのメッセージだった。彼らは、私に何かを伝えようとしていたのだ。
私は、驚きと興奮で震えた。私は、ついにテルキーとコミュニケーションができるようになったのだ。私は、彼らの言葉を理解しようとした。しかし、そのとき、私は気づいた。
彼らが発するテルキシズムは、メダカや虫を食べるときだけではなく、私を食べるときも発するのだということを。
No.21|テルキシズムⅡ https://one.maruch.net/story/370